人材総合ソリューション LYSITHEA リシテア

>お問い合わせ

HOME > お役立ち情報 > 人事労務管理コラム > 【8-2】次世代リーダーに求められるリーダーシップを育成するには

人事労務管理コラム

人事戦略

【8-2】次世代リーダーに求められるリーダーシップを育成するには

次世代リーダーに求められるリーダーシップを育成するには

多くの企業では常にリーダー育成の重要性が叫ばれ、さまざまな取り組みがおこなわれています。 その一方で、常に課題として挙げられるということは、それが必ずしも期待通りに進んでいないということでもあります。 そんな中で企業がリーダー育成を重視する背景と、次世代のリーダーに求められるものをお伝えします。

企業がリーダー育成を進める背景

事業を進めるにあたって、現代はどのプロセスでも常にスピード感を持った対応ができなければ、成功はありません。 そこで求められるのは「意思決定の速さ」です。旧来の企業の意思決定は、合議、稟議といった形で何人もの意見を聞き、 全体の総意で判断することが多かったのですが、このような時間を要する方法では、今の事業スピードに追いついていくことはできません
素早い意思決定をするには現場への権限委譲が重要。そのためには適切な判断、決断を瞬時におこなえるリーダー人材が数多く必要となります。
企業がリーダー育成を重視しているのは、このリーダーの絶対的な数が不足しているという現状があるためです。 昨今の事業スピードに対応するためには、いかにしてリーダーを育成するがポイントとなっています。

これからの時代に求められる次世代リーダーシップとは?

旧来の企業で求められてきたリーダー像は、「業務を適切に管理してこなす」という「管理型リーダー」が中心でした。しかし、環境変化が激しい昨今では、 仕事を進める上での条件も頻繁に変わるため、ただ決められたことを管理するだけのリーダーでは、変化のスピードについていくことができず、仕事が成り立たなくなってきています。
これからの時代のリーダーに求められるのは、ビジョンを描き、組織を構築し、人を動かすことで変革が進められる「変革型リーダー」です。変革型リーダーには、さまざまな環境変化、 仕事の状況変化に迅速に対応することが要求されるため、過去の経験やルールばかりにこだわるのではなく、常に新しい発想と柔軟な視点が必要になります。 そのためには、昔ながらの徒弟的な指導や経験則による管理ではなく、科学的、具体的に事実や情報をとらえ、それに基づいて勘や前例に頼らず仕事を進めていくことが重要です。

活躍するリーダーを育成するためのポイント

リーダーの育成方法についてはさまざまな知見がありますが、その中に国際的なリーダー育成機関である米国の非営利組織「センター・フォー・クリエイティブ・リーダーシップ」(CCL)の研究があります。 ここでは、経験という点に注目していて、研修のような仕事とは離れた経験より、 日常業務を通じた経験の方が、よりリーダーの成長を促すものであるとしています。CCLの知見をもとに、リーダー育成のポイントとなる取り組みを挙げます。

1.人材選抜
CCLによれば、対象者が現在置かれている状況、個人の強み弱みや能力レベルなどの情報を本人が受け取る「アセスメント」の機会が、 リーダーの成長を促すとされます。アセスメントは重要な取り組みですが、同時にかなりの労力を要することから、 よりリーダーにふさわしい人材に対して集中的にアセスメントをおこなうといったように、育成する人材を選抜する動きがあります。
全員一律の取り組みでは効率的な人材育成につながらないという認識が強まっており、「誰にリーダーをやらせることがふさわしいのか」という視点で人材を見極めることも必要になってきています。

2.仕事の割り当て
「仕事が人を育てる」ということはよく言われますが、特にリーダー育成においては、どんな仕事を経験させるかという点がとても重要です。 「新たな事業」「面識のないチーム」「障害がある仕事」「異なる地位や役割の経験」など、経験したことがない仕事に取り組むことがリーダーとしての成長につながります。 その人にとってチャレンジとなる仕事を割り当てることが重要です。

3.人脈、人間関係の構築
人脈や人間関係というものは、特にリーダーの成長に大きな影響を与えます。 仕事を通じた関係者とのやり取りによって、さまざまな意見やフィードバック、異なる視点、叱責や励まし、その他の支援などを受けることで多くのことを学びます。
これは優秀なリーダーとのかかわりだけでなく、上司や部下、同僚、顧客など、仕事を通じた周囲の人間関係からも大きな学びを得ることができます。人間関係の重要性を認識しておく必要があるでしょう。

4.修羅場体験
俗に「修羅場体験」といわれる失敗や挫折を伴う経験は、本人の深い内省を生むことで自分の気づきに与える影響が大きく、リーダーの成長に大きな役割をもたらすとされます。 しかし、その経験は意図的、計画的にコントロールできるものではなく、この点は他の要素と少し異なっています。
リーダー育成の場面で活用していくとすれば、そのような体験者を把握した上で、リーダーに登用するなどの形が考えられます。

※参考:
シンシア・D.マッコーレイ,エレン・ヴァン ヴェルサ,ラス・S.モクスレイ著, 金井壽宏,嶋村伸明訳(2011)
「リーダーシップ開発ハンドブック―The Center for Creative Leadership:CCL」 白桃書房

企業の成長に必須となる「変革型リーダー」

これまで見てきたとおり、次世代のリーダーに求められるのは、従来のような管理型ではなく、変革型のリーダーシップです。 環境変化が激しい現代において企業が成長するためには、「変革型リーダー」の存在が必須となります。 そのため、変革型リーダーを育成するための取り組みがこれまで以上に重要になります。そこでまずは、変革型リーダーになり得る人材を適切に見極めなければなりません。 そのために必要なのが、自社の社員がどのような素養、能力、スキル等を持つ人材かを把握し、その力を最大限に引き出す投資や教育をおこなう「タレントマネジメント」であり、 これを通じて能力がある人材を見極め、効果的に育成をしていくことです。
最近では、IT技術を活用して、各社員の評価、育成状況、保有スキルなどの人材情報を一元管理し、 「タレントマネジメント」を効率的におこなえるサービスも登場してきています。これらのテクノロジーを活用していくことも、今後は重視されるようになっていくでしょう。
「変革型リーダー」を育成できるかどうかが、企業の将来を左右する重要な取り組みになっていくことは間違いありません。

関連ソリューション

就業管理

就業管理

業種・規模を選ばず、多様な雇用形態・勤務形態に対応できる。
就業管理システム。
[勤務申請][勤務承認][月次集計][休暇管理][残業管理][WEB打刻][MOBILE]
人財戦略

人財戦略

人財戦略の見える化を実現。
社員のスキルや実績を一元管理し、キャリア形成を支援するシステム。
[スキル管理][スキル診断][目標管理][研修管理][スキル検索][組織診断]


同カテゴリー コラム紹介