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【9-2】HRテクノロジーがデータの利活用を促進

HRテクノロジーがデータの利活用を促進

データの有効活用は、厳しい競争環境を生き抜くためのキーポイントになります。人事部門においても「HRテクノロジー」でデータを活用することにより、単に業務効率を高めるだけでなく、 会社の成長や価値創造につなげる人材マネジメントが可能になります。本稿では、人材マネジメントとHRテクノロジーの関連を中心に説明していきます。

データの利用方法を見直す

近年、「データドリブン」という言葉が注目されています。これは簡単にいうと、売上や顧客情報をはじめとするさまざまなデータをもとに、商品・サービス開発、マーケティング、新戦略策定といったビジネス上の意思決定を行うことです。従来のように人間の経験や勘だけに頼るのではなく、客観的なデータを背景とすることで、より効率的かつ効果的な意思決定が行えるようになります。
HR(Human Resource)すなわち社内の人材に関するマネジメントを担当する人事部門においても、すでにITツールの活用が進み、社員のさまざまな情報をデータとして蓄積しているはずです。ただ、従来は人事担当者がExcelなどのデスクトップアプリケーションを使うことで、勤怠管理、給与計算といった業務を、いわば“手作業”でこなしてきました。
扱うデータ量が少なく、データの利用方法も限定的だった時代であればこれで十分だったかもしれません。しかしながら、より大量のデータを効率的に集め、そのデータをもとに人材マネジメントを行う必要性が生じたとき、従来の手作業に頼る属人的な仕事の方法では業務が非効率となり、生産性向上や新たな価値の創出にそのまま活用することは困難になります。そこで、HRテクノロジーの導入によってデータをより有効に活用しようという動きが生まれてきました。

ビッグデータを活用する

これまではコンピューターの処理能力が十分でなかったこともあり、大量のデータを有効に蓄積して分析・解析することは現実的ではありませんでした。しかし最近のコンピューター技術の発展と、クラウドをはじめとする環境の整備によって、いわゆる「ビッグデータ」と呼ばれる膨大なデータの塊を人事部門でも容易に活用できるようになっています。
ビッグデータとは、単に大量のデータを意味する言葉ではありません。従来の勤怠管理や給与計算に利用していたデータは、たとえばExcelなどで勤務時間といった項目を設定し、そこに数字を入力していくというように、一定の規則のもとで整理された「構造化データ」でした。
これに対してビッグデータは、構造化データに加えて、一定の規則のもとで整理していない「非構造化データ」も扱うことができます。具体的にいえば、たとえばテキストファイルに記されたプロフィールや業務内容に関する文章、スマートフォンに記録された位置情報など、整理されていない生のデータから要素を抽出し、活用することができるのです。
そして、ビッグデータから得られた要素を分析することで、従来の勤怠管理や給与計算といった用途だけでなく、労働生産性向上、社員個々の特質に応じた人材登用、さらには育成・教育などのマネジメントに役立てることが容易になります。まさに「データドリブン」の発想により、データを業務最適化と新たな価値創出に活用できるようになったわけです。

人材マネジメントにおけるデータ活用

人事部門では、データをもとにしたHRテクノロジーをどのように活用できるのでしょうか。
一つには、大量のデータを業務改善に役立てられます。社員がどの時間にどのように働いているか、その結果としてどのような成果が表れているかをHRテクノロジーを使ってあぶり出せば、それまで属人的な手作業で非効率となっていた部分を把握でき、それをもとに改善策を実行することで労働生産性を上げられます。これは非効率業務の削減だけでなく労働時間の削減につながり、働き方改革にも寄与するでしょう。また、業務改善により生まれた時間や人的リソースを、よりクリエイティブな業務に振り分けることも可能になります。
もう一つ、重要な点は、戦略的な人材マネジメントが可能になることです。近年、タレントマネジメントの重要性が指摘されています。タレントマネジメントとは、社員それぞれが持つ能力、経験、志向、技術などを生かし、最適な人員配置や育成を実現することで、企業価値の向上と持続的成長につなげようという考え方です。
労働人口の減少により、企業は労働力の確保が難しくなっています。そこで、社員をより適したポジションで有効活用することが求められています。そのために必要なのが、人事にまつわるビッグデータをHRテクノロジーで分析し、社員個々の“タレント”すなわち能力や経験などを見える化することです。
社員にとっても、自分に向いた業務を担当できればスキルやパフォーマンスを最大限発揮できますし、モチベーションが高まって、将来的な成長にもつなげられます。技術やノウハウの継承も、より適した社員に対して行えるようになるでしょう。また、効果的な人材マネジメントは、貴重な人材の流出防止に役立てることも可能です。

人事部門の働き方も変わる

大量のデータをHRテクノロジーを介して活用することで、人事部門の業務も変わっていきます。
前述のように、これまで煩わされてきた定型的な業務を自動化できれば、人事担当者が生産的な業務に充てる時間を作り出すことができます。その時間を、上に挙げたタレントマネジメントなどの推進に利用することが可能となるでしょう。たとえば、人事部門が社員それぞれの個性を把握し、それをもとに経営層に対して効果的な人事戦略を提案するといったことも現実的になります。
人材採用においても、求職者のプロフィールや各種データを分析することで、会社の風土や戦略にふさわしい人材を効果的に採用できるでしょう。
実際に、社員のさまざまなデータをクラウドで収集・蓄積し、分析を行うことで、最適な人材活用につなげている企業が出てきています。HRテクノロジーの導入によってデータの利活用を進め、単なる業務最適化だけでなく、会社と社員の未来に向けた戦略的な人材マネジメントを展開してください。

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