「タレントマネジメント」、「人財情報の見える化」というキーワードが注目されています。具体的には、人財のプロファイル情報をデータベース化して見える化することが企業価値の向上に結びつくという考え方です。
タレントマネジメント(人財情報の見える化)は、下図のように
というフレームワークで考える必要があります。これが、人財データベースのシステム要件ともなります。
期待される目的の中で、もっとも多くの企業に共通するものが、人財の適正配置・アサインでした。タレントマネジメント(人財情報の見える化)が適正な人財配置を促進しているのでしょうか。
【図5】のアンケートは、実際に人財データベースを活用することで、もっとも有効に機能している目的は何かを尋ねたものです。ここでは、人財の適正配置と並んで、「従業員個人のキャリア開発」、「人財のポートフォリオを明確にして戦略的な人財育成を行う」、「人財の把握・発掘(どんな人財が、どこにいるのか)」と言った項目への回答が多くなっています。
従業員自身のキャリア開発のために活用するためには、マネジメントサイクルの中で人財データベースの情報を活用することが重要です。人財データベースは、管理の対象が拡大していくに従い、経営や人事が管理するものから、現場のマネージャー、従業員自身が利用していくものになります。人事考課や目標管理のワークフローに組み込むことで、人財データベースがマネジメントサイクルを支援するものになります。
出典:【ヒューマンキャピタル研究会2012 HRイノベータへの変革 総括レポート(2013/06)】P13~P16より一部抜粋・編集
日立ソリューションズが主催した人事勉強会のセミナーレポート
を総括版として資料にまとめました。