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人事労務管理コラム

健康管理・健康経営

“健康管理”を怠った場合の企業リスク

企業として積極的に取り組むことで、さまざまなメリットを享受することができる“健康管理”ですが、もし取り組まなかった場合、どのようなことが起こってしまうのでしょうか?“健康管理”を取り入れなかった、もしくは“健康管理”を怠ってしまった場合に起こりうるデメリットについて、原因を踏まえながらご説明いたします。

“健康管理”を怠った場合の企業リスク

従業員の健康への意識低下

従業員の健康に対する意識が低い?
“健康経営”を積極的に取り入れ実施している企業とそうでない企業を比較すると、取り入れていない企業の従業員は明らかに健康に対しての意識が低いです。企業が“健康経営”を取り入れて従業員の健康の管理・維持を行うことは、従業員一人ひとりの健康への意識を高める効果があると考えられています。企業が健康状態をチェックしたり、健康情報を提供したりすることで、従業員も自ずと健康への意識が高まり、結果健康維持へとつながるのです。その反面、“健康経営”を取り入れていないと、その分意識が低くなってしまうようです。

従業員が健康状態を把握しづらい?
例えば、“健康経営”のもと、毎日の歩数や血圧、体調などを定期的に記録する習慣があれば、ささいな体調の変化や不調にも気づきやすくなります。個人差はありますが、「今日は何だか少し体がだるい」、「少し血圧が高いみたいだ」など普段の自分の体調を理解しておけば簡単に気づけるのに、その習慣がないために本人も企業側も気づきにくいのです。自分一人でもきちんと健康管理できる人は問題ないのですが、そうでない人は健康状態を把握しづらいといえるでしょう。

健康管理不足で、欠員も

体調不良が悪化しやすい
“健康経営”を取り入れ、きちんとした健康管理を企業がサポートしてくれていれば、従業員自身がささいな体の変化で体調不良に気づくことができます。サポートしていない場合は、健康診断や心の健康チェックで不調に気づけたところを見落としてしまい、気がついたら症状が悪化している場合もあります。症状が悪化してしまうと、治療や回復に時間がかかってしまい、企業としては人員不足になるリスクも出てきます。

早期発見が難しい
企業を支える働き盛りの世代には、ある日突然、心疾患や脳疾患、生活習慣病を患ってしまう人もいます。“健康経営”がきちんと実施されていれば、大病の早期発見が可能な場合もあります。また、業務が立て込んでいるとなかなか病院に足を運べない人もいるため、周囲の環境が整備されている必要があります。従業員が病に倒れることは、企業としても労働力の低下や技術力の低下など、デメリットしかありません。

風通しの悪さにつながることも

心の健康の問題の深刻化
“健康経営”では体の不調はもちろん、心の不調もチェックします。最近少し業務が立て込んでストレスがたまってきているとか、新しく担当している業務がうまくいかず気分が沈みがちだとか、心の不調は体に比べ軽視されてしまうことも多いようですが、ケアを怠ると心の病気にかかってしまい、長期休職や退職といった事態を招いてしまうことにもつながります。

コミュニケーションの機会が少ない?
従業員の心身の健康状態を保つには、適度なコミュニケーションが必要であり、それが社内の風通しのよさにもつながります。“健康経営”を積極的に取り入れている企業では、健康促進のための社内行事やカウンセリングが行われていたり、上司や同僚と健康に関する話が交わされていたりと、コミュニケーションの場が多い傾向にあります。取り入れていない会社はその分、コミュニケーションの機会が少ない可能性が高いといえるでしょう。

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